この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋のたまご、割るのはダレ?
第6章 お前は俺の物だろ!by貴也
「こんな事になってるのに考え事か?
余裕しゃくしゃくだなお前……
くそ――!!脱げねえ……」
苛立った貴也の声に、ゆうみは我に返った。
どうやら、尻に刺さるおMEMEが突っかかり脱げないらしい。
――これは好都合だ、とゆうみは思う。
貴也がまごまごしている間に、この危機を回避する方法を考えるのだ!
ゆうみは、部屋の隅にある警報ボタンまでの距離を目で確認した。
手を伸ばせば届きそうな気がするが微妙だ。
然り気無く腰をくねくねと動かして、警報ボタンに届きそうな位置まで――ほんの少し、10センチ程移動する。
貴也はまだズボンを脱ぐのに必死になっていて、ゆうみの不審な動きに気が付いていない。
ゆうみは、頭の中でシュミレーションを試みる。
(ボタンを押して、貴也が怯んだ隙に、得意の「股間目掛けて頭突き攻撃」を繰り出して……)
警報が鳴ると、マスダジム専属の屈強な警備隊――社長が、社員の中から選りすぐった、運動神経と筋肉が発達して、とにかく暴れたいと言う男たちを
集めて組織された「ZECOM☆マスダ警備隊」と言う部署が、実はこの会社には存在するのだ――
警備隊の連中は、普段暇で仕方がないから、社内のトレーニング室で身体を鍛えまくったり、ジョギングをするくらいしかする事が無いらしいのだ。
だから、警報が鳴れば、喜んで飛んで来るに違いない。
その混乱に乗じて逃げ出せばいいのだ――!!

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


