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恋のたまご、割るのはダレ?
第6章 お前は俺の物だろ!by貴也
玉子と貴也は、今や社内の時の人だ。
玉子が入社したその日、玉子は訳のわからん魔法だかなんだかを発動し時間を止めて、医務室にゆうみを連れ込み手込めにしようとしたが、玉子をコントロール出来る呪文を思い出したゆうみが、その呪文を唱えて奴をやっつけた。
その時、医務室で先に伸びていた貴也に玉子が覆い被さって気絶しているのを女子社員が見つけてしまい……
「ウイリアム・アレキサンダー・玉子と萩原貴也は、お互いに一目で熱烈な恋に堕ちて、いきなりベッドインした!!」
と、興奮した女子社員がその場でスマホで写真を取り、大声で叫んで回り、皆は「きゃあ」だか「いやん☆」とか言って大喜びだった。
ゆうみも一昔前はBLに傾倒していたが、ある時からリアルな男同士の絡み合いを想像して受け付けなくなってしまい、今ではさっぱりだが。
あの頃の――どの頃だよ――中学生時代の熱中ぶりが嘘のようだ。
(そうそう……あれはいわゆるひとつの若気の至りってやつなのよ……私はもうBLは卒業したの……ひとつ大人になったんだから☆貴也と玉子で妄想して騒いでる子達はまだまだお子ちゃまね……ふふふ……ほほほほほ――!)
……と、何だかよく分からない優越感のような物に浸りつつ二人の噂に目を輝かす女子社員達を見る。
貴也は噂を必死に否定して回ったが、玉子は自分が他からどう思われようと平気らしく、平然とした風で、優雅で華やかな笑みを浮かべたまま営業の研修に励んでいた。

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