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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい
「お酒ばっかりかと思えばお米が入ってるなんて変なの……」
袋は未開封のようだったが、「新米」と書いてあった。二キロ入りなので非力な千波でも楽々と持ち上げられる。
汚れも傷も一切ついていないオールステンレスのカウンターに米袋を乗せると、小さな紙がはらり、と落ちた。
セーラー服の形に器用に折りたたまれた手紙のようだった。筆圧の強い人物が書いたのだろうか、「ヒロへ。たんじょうびおめでとさん。オオイシ」と書いてある。
大きな角張った文字からオーちゃんの恰幅のよい体型と、丸い笑顔が思い起こされた。
「そうか、ヒロさん、お誕生日だったんだね……いつだったんだろう……」
ひとりごちながら、プレゼントに米を贈るオーちゃんのセンスにクスッと笑った。

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