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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい
大容量の冷蔵庫の中身が、殆どが飲料だった。それも、ビールと水だけ。千波は呆れ、眠るヒロを振り返り、小言のように言う。
「もう、ヒロさんったら、そんなに大きな身体をしてるのに一体何を食べて生きているの?」
眠る彼は勿論返事をするはずもなく、安らかな寝息を立てながら寝返りをうった。
ひょっとしたら、ストレスであまり食べていないのかも知れないーーという推測が浮かぶ。
抱き締めてきた彼の広い胸板と腕の感触を思い起してみると、心なしか以前よりも痩せていたような気もする。
「明後日は武道館よね……こんなんじゃ力が出ないのに……」
千波はしゃがみこみ、冷蔵庫の扉を片っ端から開き、何かあるかさがす。一番下の野菜室に茶色の紙袋を見つけ、手にとってみると重い。それもその筈だ。ひっくり返すと筆文字で「魚沼コシヒカリ」と書いてある。

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