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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい
ひとくちに綺麗、といってもヒロさんの場合は、少し違う……
お人形の様に、ていう表現はよく聞くけれど、なんだろう……ヒロさんの綺麗さは、ただ見た目が良いとかではなくて、強さを感じるからなのかな……
気高くて、優しくて、誰にも似ていない美しさを、ヒロさんは持ってるーー羨ましいって妬んでしまいそうなくらいに。
千波は、幸福そうに唇の端を上げて眠るヒロの前髪を横分けにし、おでこを出してみる。すると、まるで女の子の様に可憐に見えた。
「かっわいい……ズルい……綺麗でカッコ良くて可愛いなんて……もう」
ふと、先程のヒロの憔悴しきった顔を思い出し、千波は泣きそうに眉を歪めた。
「……苦しんでたのは……ヒロさんもだったんだよね……」
離れていた一年もの間、彼も恐怖の記憶と闘っていた。
ステージの上やファンの前ではきっと、いつもの気丈で明るい振る舞いでいたのだろうか。不安を押し隠してーー

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