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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい
ヒロはソファに深く座り、両手を顎の前で組み額をあててまた息を吐く。
顔を見られたくない、と言う様に素早く行ってしまった千波は耳まで赤くなっていた。
あのまま、勢いのまま繋がってしまえば良かっただろうかーーという思いが過るが、頭を振る。
ーー俺は千波の心が欲しいんや。いや……勿論、身体と身体を合わせて愛を確かめて、快感を分かち合いたいけど……でも、再会していきなり求めたら、それじゃあ……千波の身体だけを欲しがってるみたいやないか……
ふと顔をあげると、正面の何も映っていないテレビの黒い画面が鏡のようにヒロの姿を浮かび上がらせている。自分の顔に、砂川の不気味な表情が重なり、反射的に背筋を伸ばした。
(俺は違う……まだ幼かった千波の身体を無理矢理開いて身勝手に欲望を晴らした砂川とは……違う)
不穏な音が聞こえてくる。胸の動悸だ。

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