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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい



 このまま抱かれるのかとばかり思っていた千波だったが、身体を熱くさせていたのは自分だけだったのだろうか?と急激に恥ずかしさが襲い、ヒロの顔を見れずに俯いたままで紙袋を受け取り、胸に抱き締める。
 
 ペットボトルを持っていた格好と同じやな、とヒロはからかいたくなったが、ワンピースのファスナーを腰まで下げてしまったから、そういう格好をしないと脱げてしまうからだ、と直ぐに気付き、咳払いした。



「え……とな……それ、ピッタリやと思うで?はよ着てみ」

「……洗面所は……何処ですか」



 千波が下を向いたままで小さく呟くと、ヒロは北側にあるドアを指差す。



「……着替えてきます」



 ヒロに何か話しかけられるのを避けるように、千波は急ぎ足で洗面所へ向かった。

 静かにドアが閉まると、衣擦れの音がヒロの耳に届き、彼に切ないため息を吐かせた。
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