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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい



 思わず瞼をキツく閉じた千波だが、ヒロは彼女の腕に抱かれたペットボトルを掴んだのだった。

 

「飲まんの?」

「ーーのっ、飲むけど……」

「飲むなら早く」

「……」


 
 目の前のヒロの大きな瞳を千波は見詰める。透き通った、満点の星空のような輝きの黒目。重そうに思える長い睫毛が微かに震え、彫刻のような美しい形の唇がすぐ側にある。心臓が早鐘を打って、水を飲む処ではない。



「ーーも……待ちきれんわ」



 千波が顔を反らそうとするより、ヒロが口付ける方が早かった。
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