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sunset~君の光になりたい
第79章 夢の国で
暗闇の中でスピードに翻弄され、一瞬気を失い夢を見た。
闇に浮き上がる、下品な笑みを浮かべた顔の悪魔達が自分に覆い被さり、身体を開こうとしている。
だが悪魔達は一瞬にして砂の人形に姿を変えて、ザーッと音を立てて崩れた。
そして、その砂が不気味に蠢き、また形を変えて千波に襲いかかろうと口を開けた。
必死に逃れようと走るが、砂は形を変えながら追い掛けてくる。
足を取られ転んだ時、砂の手がいくつも伸びてきて千波は囚われた。
そして目の前に砂の壁が立ちはだかり、顔の様な形がゆっくりと浮かび上がる。
その顔は、口を歪めて笑った。
幸人そっくりの顔で。
い、いやあああ―――!
夢の中で叫んだのか、現実に叫んだのか分からない。
気が付いた時には、千波はベンチの上に横たわっていた。
目を開けると、そこにあるのは抜ける様な鮮やかな色の空と、覗き込むヒロの大きな瞳。
何故だか、涙が溢れた。
――夢から覚めて良かった。
覚めて、愛しい人に会えて良かった。
安堵して抱き締めてくるヒロの金色の髪が風に揺れるのを見ながらそんな事を思った。
闇に浮き上がる、下品な笑みを浮かべた顔の悪魔達が自分に覆い被さり、身体を開こうとしている。
だが悪魔達は一瞬にして砂の人形に姿を変えて、ザーッと音を立てて崩れた。
そして、その砂が不気味に蠢き、また形を変えて千波に襲いかかろうと口を開けた。
必死に逃れようと走るが、砂は形を変えながら追い掛けてくる。
足を取られ転んだ時、砂の手がいくつも伸びてきて千波は囚われた。
そして目の前に砂の壁が立ちはだかり、顔の様な形がゆっくりと浮かび上がる。
その顔は、口を歪めて笑った。
幸人そっくりの顔で。
い、いやあああ―――!
夢の中で叫んだのか、現実に叫んだのか分からない。
気が付いた時には、千波はベンチの上に横たわっていた。
目を開けると、そこにあるのは抜ける様な鮮やかな色の空と、覗き込むヒロの大きな瞳。
何故だか、涙が溢れた。
――夢から覚めて良かった。
覚めて、愛しい人に会えて良かった。
安堵して抱き締めてくるヒロの金色の髪が風に揺れるのを見ながらそんな事を思った。

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