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sunset~君の光になりたい
第78章 それぞれの決意
「毎日来てたじゃない」


「うん……そうやけどさ」


ヒロは何故か千波が眩しかった。

確かに毎日病室を訪れて千波には会っていた。

だが今日の千波には今までと違う何かを感じる。
何かを吹っ切った様な潔い美しさ。

それが何なのかは、わからないが……



「お姫様、て呼んだよね?」



千波は首に腕を絡ませたままヒロを覗き込んだ。
挑みかかるようなその目にたじたじになる。


「お、おう。呼んだな」


「じゃあ、お姫様の願いを聞いてくれます?」


「う……ま、まあね」


千波はニッコリ笑うとヒロの頬にキスして、離れた。



ヒロが不満そうに口を尖らせる。



「なんや、頬っぺたで終り?」



「他は、後で!」



千波はヒロの手を引いて歩き出した。



「病院出る前に里沙の所に寄って行くね」



千波の足取りは軽く、鼻唄で何かを歌っていた。

明るすぎるその様子にヒロは不安と違和感を覚えた。



「千波……お願い、て?」


千波は鼻唄を止めた。



「――その事も、後でね」

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