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sunset~君の光になりたい
第78章 それぞれの決意
手を繋ぎ病室を出てナースステーションへ看護士達に挨拶に寄ったら、二人の仲を散々冷やかされた。

二人は照れながらそれでもお互いの手を離さなかった。


「ホンマありがとうございました!」



ヒロが元気に挨拶して二人が踵を返した時、宮本が現れた。


何やら手にいくつも紙袋を持っている。



「りゅう君!」


宮本は相変わらずの清涼剤みたいな爽やかな笑顔を向ける。

千波が宮本に駆け寄るとヒロはあからさまにムッとした。



「良かった、間に合って」


「りゅう君、今日はシフトじゃなかった?」



「ああ……俺、東京へ行くんや」



「旅行?」


宮本は千波の問いにクスリと笑う。



「店は辞めた。俺、俳優になりたいんだ……だから向こうでバイトしながら養成学校へ行く」



「ええっ!」
「マジか!?」



ヒロと千波は同時に叫ぶ。
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