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sunset~君の光になりたい
第77章 運命のインストア③
「くくく……ハハハ!」



幸人は頭を押さえたまま笑い出した。



「何がおかしいのかしら?」



ペコは幸人の胸ぐらを掴む。



「あれは……解毒剤なんかじゃない」


「?」



幸人は目を見開き可笑しそうに言った。




「只の砂糖さ……フフフ……ハハハハハハハハハ!」


その場にいた一同が凍りついた。



「幸人――!」




ペコの鉄拳が幸人の頬に炸裂して、幸人は一瞬白目を剥くが、切れた唇の端を歪ませて笑う。




「フフフ……流石にお怒りですねペコさん……」



ペコは唇を震わせ、幸人の胸ぐらを掴み睨み付けた。



「僕は……掴まれば終身か死刑でしょう……」



「知るかそんなん!」



ペコは幸人の顎に頭突きを決めた。



「ぐうっ……」



幸人は痛みに顔を歪ませるが、せせら笑う様にペコを見た。



「どうせ死ぬなら……最後は千波と……」



幸人は素早くペコの肩を掴むと、耳にフッと息を吹き掛けた。




途端にペコは白目を向いて倒れる。



「ペコさん!?」



皆が仰天した。


ペコは倒れてピクピクしている。



幸人は鼻で笑った。



「貴女のただ一つの弱点……耳でしたよね?」



「ペコさん!ペコさん!」
「ペコさん!気を失ってる場合やないって!」

「ペコさん!」


皆が必死に呼び掛けるがペコは笑いを浮かべたままのびている。
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