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sunset~君の光になりたい
第64章 千波の記憶④
「――!」


キスは知ってる。テレビドラマの中でしてるのを見たことがあった。
友達が読んでる少女漫画の中でもそういう場面はある。



けれど、想像していたものとは全く違っていた。



ユキトは息をハアハアと犬みたいにして口を大きく開け、千波の小さな唇を食べるみたいにした。


怖くて目を瞑っていたら、何かぬるぬるした物が口の中へ入ってくる。



――何?何をしているの?
怖い……



ユキトは唇を離すと、服を脱がしてきた。



「千波……じっとして」




千波は叫びたくても喉が凍りついて声が出ない。


首を振るのが精一杯だった。



ユキトは見たこともない顔をしていて、怖くて堪らなかった。



――何で?何でこんな事をするの?
怖い、止めてユキト――



そう言いたいのに、声が出ない。




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