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sunset~君の光になりたい
第57章 嵐の前②
「オーちゃんも銀もOVERのファンやしな。
勉強にもなるし、ええんや」
「武彦……さんは……えっと……その」
手に持っていたOVERのCDを段ボールの中へしまい、背を向けたままそれを見つめて居ると長い逞しい腕が抱き締めて来る。
いつものブルガリが鼻腔をくすぐり、甘く心を溶かしていく。
肩に後ろから顎を乗せて、耳元で囁かれる。
「珍しいですね、里沙さんが言葉を濁すなんて」
「んっ……」
くすぐったさと、じわりと拡がるあの感覚でつい声が漏れた。
武彦は、そんな里沙の反応を見逃さない。
耳に唇を近付け、低くもう一度囁く。
「僕が……俺が居る所で、タケヒコ様に会いたくないのかな?」
「――んんあっ……」

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