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sunset~君の光になりたい
第57章 嵐の前②
「ペコさんはこの店が大好きだから、絶対に戻ってくるよ」
「うん……そうだよね……りゅう、病院と店ありがとうね。明日も早いし、帰んなよ」
「ああ、里沙も無理するなよ」
宮本は手を上げて出ていった。
控え室で一人ぼうっとOVEREARTHのCDジャケットを見つめていたら、不意にドアが開けられた。
thunder武彦が、ベースを背中にしょって息を切らして立っている。
「武彦……さん」
「よかった、会えて」
武彦はベースを下ろすと、ソファに腰を下ろす。
「レコーディング、今日はもういいの?」
「そうやな~まあ、順調やで。
明日は一日休みやから、皆で手伝いに来るわ」
「いいの?皆でなんて……」
武彦の重たい前髪はもう無い。
真っ直ぐで率直な瞳に見つめられると、時に目を逸らしてしまう事がある。
前髪があった頃は髪がジャマで、表情が読めない事がとてももどかしかったのに何故だろう。

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