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sunset~君の光になりたい
第56章 嵐の前
ドアを開けて目の前にあるカーテンをそっと引くと、無心にくす玉を作る千波がベッドの上で正座している。
熱中していて、気が付いて居ないようだ。
ヒロは、そっとスイートピーを目の前に差し出した。
千波の目がそれを認めると、ゆっくりと彼の方を向く。
「随分と超大作な折り紙やな」
ベッドの上に散らばる製作された作品を拾い集めて千波を見ると、見たことのない表情をしている。
まるで知らない何かを初めて見た様な訝しげな目――
ヒロの胸が嫌な音を立てた。
「――千波?」
千波の小さな唇が、ゆっくりと動く。
「あなた……だあれ?」

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