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sunset~君の光になりたい
第56章 嵐の前
ヒロが至近距離で睨むと、宮本は盛大に溜め息を吐いた。
「どうしたんですか。ちーの前ではそんな怖い顔をしたらダメですからね?」
「お前っ!千波に手を出したりしてないやろうな――!」
「は!?」
「俺が居ないからってあんなに近寄りやがって!」
宮本の形の良い唇が歪み、くくっと笑いを溢す。
カッとなり思わず胸ぐらを掴んだが、宮本は怯まない。
「折り紙を折ってたんですよ」
「折り紙ぃ?」
宮本は、ヒロの腕をすり抜けて乱れたシャツを直すと呆れ顔で見た。
「折り紙って鶴だけだと思ってるんですか?
色んな種類があるんですよ……奥が深いんです。頭の体操にも良いんですよ。ヒロさんもやってみたらどうですか?
――ちょっと、頭に血が昇り易くなってるみたいですし……」
「そ、そうなんか……悪かったよ」
渋々言うと宮本は輝く様な笑顔になる。
「いいんですよ。今日はちーも良く笑って話してました」
「そうか……良かった」

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