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sunset~君の光になりたい
第56章 嵐の前
「どうだっけ―?こうだったっけ?」
「ちゃうちゃう!良く見とき!ここをこうして……」
「え――?もう一回やって見せて!りゅう君」
病室のドアを開けると、千波と宮本は肩を寄せあって何やらイチャイチャしている。
千波は楽しそうに笑い転げ、宮本も鼻の下がのびきっている。
千波が笑顔で居るのは嬉しいが、嫉妬がムクムクと頭をもたげた。
――何故、宮本にあんな顔を見せてるんや!
ヒロは、大人げなく音を立ててドアを閉めた。
気がついた宮本が中からドアを開けて顔を出す。
「ヒロさん、何してんですか?入って下さいよ!ちーが待ってますよ!」
相変わらずキラキラの爽やかな表情で言われたが、何だか悔しいヒロは無言の抵抗で壁にしがみついた。
宮本は必死にヒロの身体を引っ張る。
「ヒロさん?なんなんですこれは?……ん――っ!」
宮本も決して小さくはないが、180センチ超えのヒロの身体を動かすのは至難の技の様だ。
ヒロは、宮本の腕を反対に掴むと、廊下へ引っ張りこみ彼を壁に押し付けた。

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