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sunset~君の光になりたい
第54章 君は僕の光
深呼吸して、扉に手をかける。
会うのが怖いような気がした。
傷ついた千波を見て、自分は正気でいられるのだろうか?
――落ち着け、落ち着くんや……
とにかく、千波の側に――
扉を横に引くと白いカーテンが邪魔をする。
カーテンを開くとベッドに横たわり眠る千波が居た。
そっと脇に行き、ベッドの側のパイプ椅子に座る事もせず千波を見詰めた。
右頬にはガーゼが貼られ、唇の端が少し赤い。
痛ましくて涙が溢れた。
――怖かっただろうに……
その手をそっと握る。
甲にも包帯が巻かれて居るのを見て怒りで震えた。
瞼がピクンと動き、薄目が開かれて左右に黒目がさ迷うと、ヒロの姿を見つけたようだ。
「千波――」
「ヒロ……さん」

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