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sunset~君の光になりたい
第52章 魔の触手 ②
セピアの映像が唐突に千波の脳裏に浮んだ。
『――千波……』
――誰かが私に話しかけている……
ゆるして……
こわい……こわい……
『言う通りにしたら……また遊んであげる……』
――こわいよ……
『出来ないなら……』
声の主は白い両手をゆっくりとこちらに向けて、その手は千波の首にかけられ――
ぶつりと何かが弾けた。
「――――――――!!」
千波が身体じゅうを震わせて白目を剥いた瞬間、ドアが開く音がして、鈍い音と言い争う声がした。
千波に被さっていた男達は床にうずくまり、何か喚いている。
「――ちっ!これじゃあ、話が違うぜ!」
「逃げるぞ!」
バタバタと足音がして二人は出ていった様だ。

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