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sunset~君の光になりたい
第37章 セピアの記憶①
それがきっかけで二人は仲良しになり、それぞれの母同士も親しくなった。
千波の母は、華奢で優しい綺麗な人だった記憶がある。
家にも何回も遊びに行ったが、父親が帰ってくると千波の母の表情が一変して暗くなり、里沙と千波は、
「こっちで遊んでてね」と子供部屋に入れられた。
二人の言い争う声が聞こえてきた時などは、千波と里沙はイヤホンを半分こして好きな音楽を聴いて、一緒に歌ったりした。
千波の、自らの精神を守る避難場所が音楽だったのかもしれない。
千波の父はハンサムで、いつもこざっぱりしたスーツを着て、バリバリ仕事をする人だったらしく、人当たりもよかった。
里沙やペコと会うと、とても感じの良い挨拶をしてくるのだが、自宅では帰ってきては酒を飲み、千波の母に当たり散らしていた。

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