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sunset~君の光になりたい
第37章 セピアの記憶①

 確かに担任の先生は、怒ると鼻の穴がとてつもなく大きく広がり顔も真っ赤になる。
 子供達の間では"デカ鼻のトナカイ"と呼ばれていた。
 叱られている最中、先生の鼻の穴が気になって仕方なく、気にすれば気にするほど鼻の穴が無限に大きく見えて来る。
 "先生、お願いします。その広がった鼻の穴で私に顔を近づけないでください。笑いを我慢するのは、子供にはとても大変な苦行なんですから"
 などと言えるわけがない。とにかく笑わないように悲しい事を想像したり、別の事を考えたり、必死に笑いを堪えていたのに千波が思い出させるから、また笑いの大波が押し寄せて来てしまった。
 里沙も堪え切れず、千波と一緒に大笑いしてしまった。
 ――結果、
"叱られているのに反省もせず、廊下で大笑いするとは何事だっ!"
 と先生は激怒し、ペコと千波の母が学校に呼び出されるという事態に発展したのだ。


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