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sunset~君の光になりたい
第28章 溶けた夢は
遠くから、違うメロディーが聞こえてくる。
千波の声ではない。
もっと低い掠れた声だ。
『叫び……は……まれて……行く……変わり……ない……景色』
これは……
「これ……OVEREARTHの……」
視界に知らない部屋の高い天井が目に入る。眩しい照明に目を細め、キョロキョロ辺りを見回した。
「ここ……どこ?」
ホテルの一室のようだ。
かなり高い部屋なのではないだろうか。
大きな窓からは大阪の鮮やかな夜景が一望できる。
夢を見ていたようだ。
久しぶりに見た幼い頃の悪夢。
実際の出来事だから、眠りながら思い出していた、というのが正しいかもしれない。
シャワーの音と、鼻歌が聴こえる。
鼻歌は、お世辞にも上手とは言えなかった。激しいロックナンバーをさも気持ち良さそうに口ずさんでいる。

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