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sunset~君の光になりたい
第26章 醒めない夢
「どうせ少しの時間じゃないのよ!中に入れてくれてもいいでしょっ!」
「申し訳ありません。決まりですので」
「大体、楽屋招待で一分なんてバカじゃないの?
メンバー六人だから一人十秒よ!
……そんな楽屋招待なら最初からやらないほうがマシよっ!」
怒りに任せた里沙の怒鳴り声は、人気のなくなったZeppに響いた。
不意に楽屋の扉が開き、白いパーカを着て手にドリンクを持ったボーカルのMAKUYA∞(まくや)が顔を覗かせた。
里沙はぎょっとしてMAKUYA∞を凝視する。
ステージで見るよりも更に小柄だが、強い意思が感じられる瞳に、一瞬萎縮した。
「……どうしたん?……お客さん、最後の人やないの?」
MAKUYAがスタッフに聞くと、スタッフが困ったように、里沙が引いた当たり券を渡して何か話している。
MAKUYAはしばし考えていたが、突然手を叩くと、
「そうや!」
と大きな声を出して、里沙の方へ向かって歩いてきた。
里沙は思わず後ずさる。
「お姉さん。ラッキーやったな!これはレアな大当りやで!」
MAKUYAが、キラキラと瞳を輝かせて声を弾ませた。

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