この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第23章 愚かなチェリーボーイ
「え――っ!タケヒコ様は?いいの?」
はみ出した口紅を器用に拭き取り、今度はマスカラをチェックしている。
「そりゃ、タケヒコ様は大好きよ!けど、前髪男にABCあげちゃってもいいかな、て思っちゃったんだもの」
「そう……」
「けどさ、あいつ!ここぞ!という時に!"俺の心はチェリーだから"とか言ってさ!」
「ここぞという時って?」
素朴な疑問をぶつけると、里沙の頬が微かに紅く染まる。
「だから、その……登山に例えたらさあ……」
「登山?どの山に登るの?」
里沙は頬を染めたまま、髪を指で弄びながら口ごもる。
「まあ……いきなり世界最高峰のエベレストまではイケないけどさあ……
でも……富士山位までは……登りつめたいっていうか……て、何を言わせんのよ!」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


