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sunset~君の光になりたい
第17章 I love You

「千波……言うんや……お前の気持ちを……」

 ヒロは、真っ直ぐに千波を見詰める。
 千波はまだ微かにしゃくりあげながらも、懸命に話そうとしていた。

「……です」

 千波は消え入るような声で何か言って、ヒロはその震える手を握る。

「私もヒロさんが……好き……です……!」

 そこまで言うと、堰をきったように声を上げて泣き出した。
 ヒロは子供のように泣きじゃくる千波をしっかりと抱きしめて、その涙を胸で受け止め、優しく歌った。

『寒いのかい?
 淋しいのかい?
 そこは暗いのかい?
 逃げたいのかい?
 冷たい壁の向こう側では
 君の好きな白い花が咲いたよ』

 歌うと、千波がギュッと身体にしがみつく手に力を込めた。
 ヒロは、真っ直ぐな千波の髪を撫でながら歌い続けた。

『小さなその手を伸ばしてごらん
 きっと何かが触れる
 そんな物要らないなんて
 終わらせないで
 誰かが待っているよ
 君が来るのを
 待っているよ』

 いつしか、腕の中で千波は寝息を立てていた。





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