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迎春花が咲く
第4章 近づく不穏
「まだ1週間ですし、全然慣れてませんよね」
答えられず黙っているとそれを答えと受け止めてもらえたらしい。優しさが痛い。
「崎枝ちゃんと宮子ちゃんもちょっと人見知りなところがあって冷たく感じてしまうかもしれませんが本当はいい子なんです」
……いい子、ねぇ。あの2人は晶さんの前ではいい子のふりをしているのか、それとも晶さんもあの2人と同じなのか分かりかねた。
でもただ恐る恐る飲んでみたお茶はとてもおいしい。
緑茶とはちょっと違うようだ。なんのお茶だろう。
「光春さまも同じです」
お茶に気をとられていると突然の名前に驚く。
だが晶さんは気付かなかったようだ。
「さっきああなって驚きましたよね……。ちょっと持病があって……」
歯切れ悪そうに晶さんは言う。

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