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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第27章 春奈〜夫に依頼されたデート
「さあ、いっぱい食べて」

路面電車を乗り継いでやってきた、地元料理で有名なレストラン。

すぐ近くに古い教会があり、ちょっとした観光スポットになっている。

「ここはちょっと太めの麺だけど、意外に軽く食べられるのよ」

彼の視線に少しドキドキしながら、人妻は目の前に座る彼を改めて観察する。

夫から聞いていたとおりにハンサムで、清潔感溢れるルックスの持ち主。

「誠也くん、凄くかっこいいのね」

「そうですか?」

「もうね、想像以上」

若い男性を審査する中年女性のような気分になり、人妻はおかしそうに笑った。

「いやね、なんだか私、うるさい親戚のおばさんみたい」

「おばさんだなんて・・・、驚いたのはこちらのほうですから、春奈さん」

「えっ?」

「こんなに綺麗な奥様だなんて、僕の方こそ想像してませんでした」

白のTシャツにキャミソールワンピースという服で肢体を包んだ春奈。

長く伸びる腕、そして首筋の白く透き通った肌は、確かな性的な魅力を伴っている。

「課長がうらやましいです、こんな素敵な奥様をお持ちで」

彼に見つめられ、春奈は自分が今、夫とは別の男性とデートしていることを改めて知る。

「誠也くん、上手なのね、女性を喜ばせるのが」

「いえ、全然上手じゃないです」

さりげなく続けていた会話に、一瞬影が差したことを人妻は知った。

「彼女を喜ばせることができなくて・・・、それでフラれたんです、僕」

「そうなの・・・」

長く付き合っていた交際相手と別れ、傷心旅行としてこの街にやってきた彼。

人妻はしかし、若者が破局した詳しい経緯をまだ知らない。

過去を思い出してしまった彼を癒すように、春奈は優しげに声をかける。

「誠也くん、私じゃ不満かもしれないけど、今日は楽しみましょうよ、一緒に」

「春奈さん・・・」

「今日は私、主人のことは忘れるから」

「いいんですか?」

「だって、夫のリクエストなんだから、誠也くんとデートしてやってくれって」

「じゃあ、僕の恋人になってもらえますか、今日だけは」

笑みを取り戻した彼を見つめ、人妻はささやいた。

「ふふふ、いいわよ」

夫のことを、今日一日は忘れたっていい。

軽い気持ちで口にしたそんな言葉が、人妻の乾ききった肉体を妖しく刺激する。

それに気付かぬまま、春奈は彼の澄んだ瞳を見つめた。
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