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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第27章 春奈〜夫に依頼されたデート

「課長の奥様、ですよね」
言葉を返すこともできず、人妻はそこに立つ若者を見つめることしかできない。
純白のシャツにデニムという服装の彼、想像以上にハンサムである。
「すみません、名前でお呼びしたりして」
「い、いえ・・・」
何を緊張してるの・・・、彼のはるか年上の人妻なのよ、あなたは・・・。
自身にそう言い聞かせながら、春奈はどうにか冷静さを取り戻そうとする。
「誠也くん、ね」
「はい」
「いつも主人がおせ・・・」
「いつも課長には大変お世話になっています」
駄目っ、彼の方がしっかりしてるじゃない・・・。
「い、いえ・・・、それで、あの・・・、あっ、九州は初めてとか」
週末の正午、混雑する駅前広場。
雑踏の中、春奈には彼がひときわ輝き、特別な存在に見えた。
160センチ台半ばの春奈が見上げてしまうほど、長身で筋肉質な体つき。
軽薄な雰囲気が微塵もないのは、夫から聞いていた通りだ。
「初めてなんです。だから楽しみで」
「凄くいいところよ。でも、1泊だけなのよね」
少しずつ落ち着きを取り戻しながら、人妻は彼を眩しそうに見つめた。
「明日夕方の飛行機で東京に戻ります」
「ホテルにはもう?」
「さっき荷物を置いてきました。すぐそこのホテルなんです」
彼が駅そばにある外資系ホテルに宿泊することを知り、春奈は思わず言った。
「わあ、いいホテル選んだわね」
「今回は特別な旅行にしたかったから・・・。少し贅沢しました」
「そうね、それくらいしなきゃ、ね」
この観光地に彼が傷心旅行としてやってきたことを、人妻は改めて思い出す。
降り注ぐ陽光を遮る雲はなく、空には夏を想起させるような濃い青が広がっている。
「ねえ、お腹空いてるでしょう」
「凄く」
「とりあえずランチしよっか」
「いいですね」
春奈は少しぎこちない雰囲気で彼を誘い、ゆっくりと歩き始めた。
「奥様のこと、やっぱり名前で呼んでいいですか」
「もちろんいいわよ」
ふふふ、これじゃ、本当に恋人同士みたい。
なんだかおかしくなり、少し笑みを浮かべた人妻を彼がさりげなく見つめる。
「春奈さん、すごくお綺麗ですね」
「えっ?」
「こんな美人な奥様だなんて、想像してませんでした」
会話から逃げるように早足で歩きながらも、春奈は嬉しさを隠すことができない。
言葉を返すこともできず、人妻はそこに立つ若者を見つめることしかできない。
純白のシャツにデニムという服装の彼、想像以上にハンサムである。
「すみません、名前でお呼びしたりして」
「い、いえ・・・」
何を緊張してるの・・・、彼のはるか年上の人妻なのよ、あなたは・・・。
自身にそう言い聞かせながら、春奈はどうにか冷静さを取り戻そうとする。
「誠也くん、ね」
「はい」
「いつも主人がおせ・・・」
「いつも課長には大変お世話になっています」
駄目っ、彼の方がしっかりしてるじゃない・・・。
「い、いえ・・・、それで、あの・・・、あっ、九州は初めてとか」
週末の正午、混雑する駅前広場。
雑踏の中、春奈には彼がひときわ輝き、特別な存在に見えた。
160センチ台半ばの春奈が見上げてしまうほど、長身で筋肉質な体つき。
軽薄な雰囲気が微塵もないのは、夫から聞いていた通りだ。
「初めてなんです。だから楽しみで」
「凄くいいところよ。でも、1泊だけなのよね」
少しずつ落ち着きを取り戻しながら、人妻は彼を眩しそうに見つめた。
「明日夕方の飛行機で東京に戻ります」
「ホテルにはもう?」
「さっき荷物を置いてきました。すぐそこのホテルなんです」
彼が駅そばにある外資系ホテルに宿泊することを知り、春奈は思わず言った。
「わあ、いいホテル選んだわね」
「今回は特別な旅行にしたかったから・・・。少し贅沢しました」
「そうね、それくらいしなきゃ、ね」
この観光地に彼が傷心旅行としてやってきたことを、人妻は改めて思い出す。
降り注ぐ陽光を遮る雲はなく、空には夏を想起させるような濃い青が広がっている。
「ねえ、お腹空いてるでしょう」
「凄く」
「とりあえずランチしよっか」
「いいですね」
春奈は少しぎこちない雰囲気で彼を誘い、ゆっくりと歩き始めた。
「奥様のこと、やっぱり名前で呼んでいいですか」
「もちろんいいわよ」
ふふふ、これじゃ、本当に恋人同士みたい。
なんだかおかしくなり、少し笑みを浮かべた人妻を彼がさりげなく見つめる。
「春奈さん、すごくお綺麗ですね」
「えっ?」
「こんな美人な奥様だなんて、想像してませんでした」
会話から逃げるように早足で歩きながらも、春奈は嬉しさを隠すことができない。

