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坂上家の美恵子さんの禁忌なカンケイ
第5章 アウトドア☆プレイ

「庭園の中へ…」
美恵子は、俊介がゾクゾクと、
うなじに生えた産毛を逆立て、
興奮していたのを瞳がジトジトさせ、色目を使う。
練っとりと潤みを増し…誘惑の視線を浴びせて見た。
「さっきの続きか?」
「あたしの読んでた本を読んでたから、
ご褒美に…何でもしちゃう。
あたしが庭園に散歩へ行って、15分経ったら…来て…」
ドアを開けると…美恵子は厚手のコートを女を匂い立たせていた。
華奢な体に羽織ると…チラッと俊介を見ながら、
ササっと近寄ると、俊介の頬を両手で挟み、
チュッと唇を重ね、妖しい輝きを放つ。
美恵子は、美しい切れ長の目でジットリと見つめた。
「とうとう…唇へチュッとしちゃった、ウフフ…」
ドアを閉めて階段を駆け降りて、
外に出た。
美恵子の部屋にある鏡台に、
ヌッチョリした、美恵子のキスで、
俊介の唇に口紅がついていた。
アルコール消毒用のウェット・ティッシュで、
俊介は、唇についた口紅を拭いて落とした。
(美恵子の唇が柔らかい…キスが癖になりそうだ。)
妹との背徳のキスは、甘く切ない味と柔らかい感触が、
俊介の背筋をゾクゾクとさせていた。

