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白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第8章 昔語り(2)
快楽が頂点へと昇りつめていくにつれ、視界が白く霞んでいく。彼の吐息が耳元で荒々しくなる。私ももう声を押し殺しきれず、小さく獣のように鳴いた。
「あああ……っ あっつ……いいっつ……んっ……」
絶頂の波が押し寄せたとき、私は彼の肩に顔をうずめ、声を殺して身悶えた。
「んっ……っ……あああ……」
体が痙攣するように激しく震える。内側が彼を愛おしく強く締め付けた。
彼もまた一段と深く突き上げると、「うっつ」という短い吐息とともに、濡れたペニスを抜き出した。そして、その熱い証を私の下腹にたっぷりと放った。
私は目を固く閉じたまま、その長い余韻にただ身を浸していた。体はまだ熱を帯び、滲んだ汗で肌と肌がぴったりと貼り付いている。
彼の指先が、私の背中を愛おしそうにゆっくりと撫で下ろす。それはあまりにも優しい触れ方だった。さっきまでの激しさが嘘のようだった。
だが、私の無意識は、その優しさのなかにあってもまだなお熱を失わずにいた。完全に満たされたはずなのに、心のどこかでまだ何かが足りないと感じてしまう、どうしようもない渇き。それこそが、偽りのない私の本当の姿なのかもしれなかった。
黒い欲望というものは、一度でも目覚めてしまったら、もう二度と眠りはしない。私はその夜、痛いほどそれを学んでしまった。きれいな人間のままでいようとしていた自分を、優しく、しかし容赦なく壊されてしまった。それが恐ろしくて仕方がなかったが、同時にどうしようもないほどの清々しさもあった。矛盾しきった感情が、胸のなかで静かに渦を巻いていた。
時はその後も、ただ静かに流れていった。カーテンの隙間から差し込む光の角度が、わずかに、しかし確実に移り変わっていく。
部屋の空気は熱と湿り気を帯びたまま、ゆっくりと冷めていく。窓の外では、街の灯りが一つ、また一つと消えていった。夜は終わりへと向かって、静かに歩みを進めていた。誰もそれを急かす者はなく、ただ時間がそこにあるように、静かにそこにあった。
「あああ……っ あっつ……いいっつ……んっ……」
絶頂の波が押し寄せたとき、私は彼の肩に顔をうずめ、声を殺して身悶えた。
「んっ……っ……あああ……」
体が痙攣するように激しく震える。内側が彼を愛おしく強く締め付けた。
彼もまた一段と深く突き上げると、「うっつ」という短い吐息とともに、濡れたペニスを抜き出した。そして、その熱い証を私の下腹にたっぷりと放った。
私は目を固く閉じたまま、その長い余韻にただ身を浸していた。体はまだ熱を帯び、滲んだ汗で肌と肌がぴったりと貼り付いている。
彼の指先が、私の背中を愛おしそうにゆっくりと撫で下ろす。それはあまりにも優しい触れ方だった。さっきまでの激しさが嘘のようだった。
だが、私の無意識は、その優しさのなかにあってもまだなお熱を失わずにいた。完全に満たされたはずなのに、心のどこかでまだ何かが足りないと感じてしまう、どうしようもない渇き。それこそが、偽りのない私の本当の姿なのかもしれなかった。
黒い欲望というものは、一度でも目覚めてしまったら、もう二度と眠りはしない。私はその夜、痛いほどそれを学んでしまった。きれいな人間のままでいようとしていた自分を、優しく、しかし容赦なく壊されてしまった。それが恐ろしくて仕方がなかったが、同時にどうしようもないほどの清々しさもあった。矛盾しきった感情が、胸のなかで静かに渦を巻いていた。
時はその後も、ただ静かに流れていった。カーテンの隙間から差し込む光の角度が、わずかに、しかし確実に移り変わっていく。
部屋の空気は熱と湿り気を帯びたまま、ゆっくりと冷めていく。窓の外では、街の灯りが一つ、また一つと消えていった。夜は終わりへと向かって、静かに歩みを進めていた。誰もそれを急かす者はなく、ただ時間がそこにあるように、静かにそこにあった。

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