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白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第8章 昔語り(2)
やがて彼が腰を動かし始める。
ゆっくりと、深く。
私の中の最も奥深い場所を、まるで慈しむように丁寧に抉っていく。美香の表情はそのたびに激しく歪んだ. 眉が寄り、目が潤み、唇が小さく開く。苦悶のようでありながら、どこか救われたような安堵を帯びた顔。
女子大生の、まだ完全に大人になりきれていないあどけない顔が、甘美な快楽の中に完全に溶かされていく。頬は紅潮し、額にはうっすらと汗が光っている。目尻には堪えきれなかった涙がわずかに溜まっていた。
「んっ……あっ……ふぁ……」
「あああ……っ」
「あっつ……あっつ……」
「いいっつ……んっ……いい……」
声が短く、弾けるように何度も漏れる。彼は私の耳元に唇を寄せ、またあの言葉をねだる。
「どんなふうに気持ちいいか、僕に説明してごらん」
「……熱い……奥が、すごく熱いの……」
「もっと声を聞かせて」
「んっ……あっ……もう声、抑えられない……」
「気持ちいいって……我慢しなくていいんだよ……心の声を聴かせて」
「……気持ちいい……んっ……気持ち、いいわ……すごくいい」
そう言葉にさせられるたびに、体の奥がきゅっと強く締め付けられる。
言葉で責め立てられているのに、それがどうしようもない興奮を煽る。美香はそんな自分が心底嫌になった。こんなにも簡単に、たった一言の言葉ですべてを狂わされてしまう自分が。
だが、そんな卑俗な自分を嫌う心ごと、彼は優しく、それでいて確実に壊していく。無意識の底にあった黒い欲望は、その壊され方を歓喜をもって迎えていた。きれいに着飾ったままでいようとしていた仮面の蓋が、音を立てて剥がれ落ちていくのが分かった。
そのとき、体に一筋の鮮烈な赤い線が走った。
胸のあたりから下腹部にかけて、熱い細い線が皮膚の内側を駆け抜けていく。これまで一度も感じたことのない感覚だった。痛みでも快感でもなく、ただ鮮やかに赤い何かが、私の中を真っ直ぐに貫いていく。
美香は思わず息を呑んだ。その赤い筋こそが、私の抑圧された無意識の欲望そのものであるように思えた。ずっと押し殺してきたものが、ついに独自の形を持ってこの身を駆け巡っている。
ゆっくりと、深く。
私の中の最も奥深い場所を、まるで慈しむように丁寧に抉っていく。美香の表情はそのたびに激しく歪んだ. 眉が寄り、目が潤み、唇が小さく開く。苦悶のようでありながら、どこか救われたような安堵を帯びた顔。
女子大生の、まだ完全に大人になりきれていないあどけない顔が、甘美な快楽の中に完全に溶かされていく。頬は紅潮し、額にはうっすらと汗が光っている。目尻には堪えきれなかった涙がわずかに溜まっていた。
「んっ……あっ……ふぁ……」
「あああ……っ」
「あっつ……あっつ……」
「いいっつ……んっ……いい……」
声が短く、弾けるように何度も漏れる。彼は私の耳元に唇を寄せ、またあの言葉をねだる。
「どんなふうに気持ちいいか、僕に説明してごらん」
「……熱い……奥が、すごく熱いの……」
「もっと声を聞かせて」
「んっ……あっ……もう声、抑えられない……」
「気持ちいいって……我慢しなくていいんだよ……心の声を聴かせて」
「……気持ちいい……んっ……気持ち、いいわ……すごくいい」
そう言葉にさせられるたびに、体の奥がきゅっと強く締め付けられる。
言葉で責め立てられているのに、それがどうしようもない興奮を煽る。美香はそんな自分が心底嫌になった。こんなにも簡単に、たった一言の言葉ですべてを狂わされてしまう自分が。
だが、そんな卑俗な自分を嫌う心ごと、彼は優しく、それでいて確実に壊していく。無意識の底にあった黒い欲望は、その壊され方を歓喜をもって迎えていた。きれいに着飾ったままでいようとしていた仮面の蓋が、音を立てて剥がれ落ちていくのが分かった。
そのとき、体に一筋の鮮烈な赤い線が走った。
胸のあたりから下腹部にかけて、熱い細い線が皮膚の内側を駆け抜けていく。これまで一度も感じたことのない感覚だった。痛みでも快感でもなく、ただ鮮やかに赤い何かが、私の中を真っ直ぐに貫いていく。
美香は思わず息を呑んだ。その赤い筋こそが、私の抑圧された無意識の欲望そのものであるように思えた。ずっと押し殺してきたものが、ついに独自の形を持ってこの身を駆け巡っている。

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