この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ヒミツのカルテ
第2章 由梨加(20)生理痛
「ゆっくりと診察していきますからね。怖かったら、いつでもすぐ言ってね」
由梨加の足元から聞こえてきた中山の声音は、どこまでも温かく、母のように優しかった。
その言葉に励まされるように、由梨加は目をつぶったまま小さく「はい……」と頷く。
しかし、いざ診察が始まろうと、中山の手が優しく由梨加の脚をそっと左右へと広げていくと、体に染みついた恐怖心はそう簡単には消えてくれなかった。
先ほどまでのリラックスが嘘のように、全身の筋肉が再びギュッと硬直する。
カーテンがないオープンな空間であるという事実が頭をよぎり、「今、自分の恥ずかしいところが完全にさらされているんだ」という想像が恐怖に変わる。
「ふーっ、ふーっ……!」
呼吸は先ほどよりも浅く、少し荒くなり、胸の上の手を握りしめる指には自然と強い力がこもってしまった。
「上手ですよー、その調子で息を吐いて……一緒に、ふーっ、ふーっ……」
由梨加が恐怖で身体をこわばらせ、呼吸が浅くなっているのを察した中山は、すぐに優しく声をかけながら、一緒に「ふーっ、ふーっ」と息を合わせるようにリードしてくれた。
その落ち着いた、安心感のある声だけに意識を集中させる。
(先生の声を聞いて……息を、吐く……)
心の中で必死に唱えながら、由梨加は目を強く閉じ、中山の呼吸のペースに身を委ねる。
ガチガチに固まっていた筋肉の緊張が、ほんの少しだけ緩んだ、そのわずかな緩みを見逃さず、中山はそっと次のステップへと移る。
「力を抜いてくれてありがとう。じゃあ、まずは外側からゆっくり、指で触っていきますね」
その予告の直後、たっぷりと温められた潤滑ゼリーを含んだ指先が、由梨加のデリケートな部分にそっと触れた。
「ひゃっ……!」
思わず体がビクリと小さく跳ねる。
しかし、それは痛みを伴うものではなく、あまりにも優しく繊細な――いわゆる「フェザータッチ」と呼ばれる愛撫のようだった。
敏感になりきっているクリトリスの周りを、指の腹がまるで円を描くように、ねっとりと、しかしこれ以上ないほど優しくなぞっていく。
「ああっ……ん、はぁっ……!」
恐怖に怯えていたはずの身体から、甘く熱を帯びた吐息が思わず漏れ出した。
想像していた冷たい検査の恐怖とは全く違う、優しく波打つような心地よい刺激が、由梨加の全身の神経を心地よく揺さぶっていく。
由梨加の足元から聞こえてきた中山の声音は、どこまでも温かく、母のように優しかった。
その言葉に励まされるように、由梨加は目をつぶったまま小さく「はい……」と頷く。
しかし、いざ診察が始まろうと、中山の手が優しく由梨加の脚をそっと左右へと広げていくと、体に染みついた恐怖心はそう簡単には消えてくれなかった。
先ほどまでのリラックスが嘘のように、全身の筋肉が再びギュッと硬直する。
カーテンがないオープンな空間であるという事実が頭をよぎり、「今、自分の恥ずかしいところが完全にさらされているんだ」という想像が恐怖に変わる。
「ふーっ、ふーっ……!」
呼吸は先ほどよりも浅く、少し荒くなり、胸の上の手を握りしめる指には自然と強い力がこもってしまった。
「上手ですよー、その調子で息を吐いて……一緒に、ふーっ、ふーっ……」
由梨加が恐怖で身体をこわばらせ、呼吸が浅くなっているのを察した中山は、すぐに優しく声をかけながら、一緒に「ふーっ、ふーっ」と息を合わせるようにリードしてくれた。
その落ち着いた、安心感のある声だけに意識を集中させる。
(先生の声を聞いて……息を、吐く……)
心の中で必死に唱えながら、由梨加は目を強く閉じ、中山の呼吸のペースに身を委ねる。
ガチガチに固まっていた筋肉の緊張が、ほんの少しだけ緩んだ、そのわずかな緩みを見逃さず、中山はそっと次のステップへと移る。
「力を抜いてくれてありがとう。じゃあ、まずは外側からゆっくり、指で触っていきますね」
その予告の直後、たっぷりと温められた潤滑ゼリーを含んだ指先が、由梨加のデリケートな部分にそっと触れた。
「ひゃっ……!」
思わず体がビクリと小さく跳ねる。
しかし、それは痛みを伴うものではなく、あまりにも優しく繊細な――いわゆる「フェザータッチ」と呼ばれる愛撫のようだった。
敏感になりきっているクリトリスの周りを、指の腹がまるで円を描くように、ねっとりと、しかしこれ以上ないほど優しくなぞっていく。
「ああっ……ん、はぁっ……!」
恐怖に怯えていたはずの身体から、甘く熱を帯びた吐息が思わず漏れ出した。
想像していた冷たい検査の恐怖とは全く違う、優しく波打つような心地よい刺激が、由梨加の全身の神経を心地よく揺さぶっていく。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


