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ヒミツのカルテ
第2章 由梨加(20)生理痛
「大丈夫ですからね、上手ですよ。そのまま呼吸を続けましょうね」

頭の上から降ってくる中山の穏やかな声に導かれるように、由梨加は乱れかけた息を整えようと再び「ふーっ、ふーっ……」と小さく呼吸を繰り返した。

その緊張をほぐすような優しいトーンに安心感を覚えながら息を吐き出していると、足元から再び、ねっとりとした温もりを含んだ中山の指先が忍び寄ってきた。
先ほどよりも少しだけ的確に、敏感に熱を帯びたクリトリスの先端を、中山の指の腹が優しく捉える。

「ひゃっ……!?」

あまりの心地よさと、思いがけない快感の波に、由梨加の身体はビクリと激しく跳ねた。
お医者さんの診察を受けているはずなのに、まるで愛されているかのような甘い刺激が下腹部の奥を駆け巡り、自分の意思とは裏腹に、トロリとした甘い愛液がじわりとあふれ出す。

「うっ……あ、ぁっ……!」

病院の診察台の上で、医師にこんなところを触られて気持ちよくなってしまうなんて――。
良心が激しい羞恥心に撃ち抜かれ、由梨加は真っ赤に染まった顔を両手で覆い、涙を滲ませながら掠れた声を絞り出した。

「ご、ごめんなさい……っ! 私、こんな、変な声……っ、……ごめんなさい……っ!」

「痛かったかな? ごめんね、驚かせてしまったね」

由梨加の謝罪を聞いた中山は、すぐに手をピタリと止め、心配そうに顔を覗き込みながら優しく声をかけた。その声音には責めるような色は一切なく、ただ由梨加の心を気遣う温かさだけが満ちていた。

「い、いえ……っ! 痛く、ないです……大丈夫です……!」

由梨加は恥ずかしさで真っ赤になった顔を両手で覆ったまま、必死にかぶりを振った。
診察されている最中に気持ちよくなってしまったなんて恥ずかしくて口が裂けても言えない。
それを聞いた中山は、ふっと優しく微笑んだ。

「そう? 痛くないならよかった」

そして、由梨加の緊張をほぐすように、もう片方の手で優しくその足首を包み込みながら、穏やかなトーンで告げる。

「少しね、表面をほぐしていきましょうね。大丈夫、そのままリラックスしていていいからね」

その言葉とともに、中山の指先が再び、先ほどよりも少しだけ滑らかに、敏感になったクリトリスの周りを優しくなぞり始めた。

「んっ……あ、はぁっ……!」

再び押し寄せる心地よい刺激に、由梨加の身体はビクリと小さく跳ねる。
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