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ヒミツのカルテ
第1章 咲希(32)不感症?
「いい感じにほぐれてますからね、すごくいいですよ」
川島はしっかりと潤った膣内へと入れた2本の指を一定のリズムで抜き差しし続けた。
ずぷ、と愛液の混ざる甘い水音が室内に響き、絶妙な間隔で繰り返されるその規則正しいピストンが、限界を迎えた咲希の神経を容赦なく揺さぶっていく。
「あ、ぅん……っ、きもち、い……一定で、ずっと……頭がおかしくなる……っ!」
一定のテンポで奥を抉られ続けるたびに、下腹部の中心に溜まっていた熱が急速に沸点へと近づいていく。
快感の津波が次から次へと押し寄せ、咲希の身体はガクガクと激しい痙攣を起こし始めた。
指先がギュッとシーツの布地を強く握りしめ、爪が食い込む。
これまでに体験したことのない、内側からすべてを焼き尽くすような強烈なうねりが、一気に脳天へと突き抜けた。
「あっ、あぁ……! き、来る、なんか……変なっ、頭がまっしろに……っ!」
「ふふ、いいですよ……そのままお身体を委ねてくださいね」
川島の優しくも逃がさないリードに応じるように、咲希はこれ以上ないほど大きく身体を反らせた。
そして次の瞬間、膣内の奥底からこれまでにないほどの激しいマグマのような熱量が爆発し、咲希は頭の芯が白く弾けるような、人生で初めての強烈な「中イキ」を迎えた。
「ひゃあぁぁっ……! あ、あ、いっ……イク、イクぅーーっ……!!」
全身の力が一気に抜け落ち、ガクガクと盛大に震えながら、咲希は快感の余韻の中で甘くトロケた声を震わせる。
「はぁっ、はぁっ……ん……っ」
激しい波が引いていくように、咲希の身体の痙攣がゆっくりとおさまり、荒い息づかいだけが部屋に響いていた。
全身の力がすっきりと抜け落ち、トロリと溶けたような心地よい倦怠感が心地よい。
そんな彼女の様子を見つめながら、川島はゆっくりと膣内から2本の指を引き抜いた。
とろりとした愛液の糸が名残惜しそうに引くのを確認する。
川島はベッドの脇に畳んであったふんわりとしたブランケットを手に取り、咲希の肩口まで優しく丁寧にかける。
汗ばんだ肌に触れる柔らかい布の感触が、心地よい安心感を運んでくる。
「少しここで、ゆっくり呼吸を整えて休んでいてください。まだ足の力が戻らないでしょう。」
そう言い残すと、川島は音を立てないように配慮しながら診察室のドアを開けて外へと出ていった。

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