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キウイ基地ーポルノ女優と過ごした夏
第1章 こんにゃくと、レジのお姉さん
祐介自身は、小学生の頃から自分がクラスメートより劣っていることに気づいていた。勉強もそうだが、会話についていけないのだ。うまくいえないのだが、みんなの話す内容が大人すぎて、知識も豊富で、冗談をいうのもうまい。祐介も頑張って真似をしようとするのだが、会話のスピード感というか、テンポがまったく違って、これを言いたい! と思ったときには、もうすでにみんなは別の話題に移っているのだ。同級生もきっと、祐介と一緒にいても、つまらないのだろう。祐介はみんなと遊びたいのに、気づくと休み時間、ひとりぼっちで教室にいることも多かった。
中学卒業後だった。祐介は母親に連れられて、町の大きな病院に行った。そこでパズルのような図形を組み合わせたり、関連性のあるものをつなぎ合わせたりするテストをした。実験のような診察は、朝から晩まで丸一日かかった。
お医者さんはその結果を母親にだけ告げた。
祐介はその晩、早めに寝たふりをして、居間で祖父と母親が話し合っているところを盗み聞きした。その時、母親の口から聞こえてきたのが、「知能も精神年齢も、普通の子よりも三、四年遅れているみたいなの」だった。
なんとなく分かってはいたが、病院でそう診断されたのはさすがにショックで、その夜は明け方まで悔しさやら悲しさやらで、何度も何度も布団の中で自分の体を叩いた。
それ以降、いままで以上に自分のことが嫌になった。狭い田舎の村である。高校受験に失敗したことは近所中に知れ渡っていたし、祖父と母親からは「遅れている子」と思われているし、祐介はどこかに逃げたくなった。誰の目もないところに。
裏山に行こうと思い立ったのも、そういう理由だった。
キウイフルーツの木のある場所までやってきて、死んだドンと会話するように、その場に座り込んだ。日当たりは良好だが、周辺は草木が生い茂り、自分の姿をすっぽり隠せた。
ここに秘密基地を作ろうと子供じみた考えに至ったのも、やはり知能も精神年齢も遅れているからかもしれない。
学校に行っていないから、時間はいくらでもあった。祐介はすぐに行動を起こした。
中学卒業後だった。祐介は母親に連れられて、町の大きな病院に行った。そこでパズルのような図形を組み合わせたり、関連性のあるものをつなぎ合わせたりするテストをした。実験のような診察は、朝から晩まで丸一日かかった。
お医者さんはその結果を母親にだけ告げた。
祐介はその晩、早めに寝たふりをして、居間で祖父と母親が話し合っているところを盗み聞きした。その時、母親の口から聞こえてきたのが、「知能も精神年齢も、普通の子よりも三、四年遅れているみたいなの」だった。
なんとなく分かってはいたが、病院でそう診断されたのはさすがにショックで、その夜は明け方まで悔しさやら悲しさやらで、何度も何度も布団の中で自分の体を叩いた。
それ以降、いままで以上に自分のことが嫌になった。狭い田舎の村である。高校受験に失敗したことは近所中に知れ渡っていたし、祖父と母親からは「遅れている子」と思われているし、祐介はどこかに逃げたくなった。誰の目もないところに。
裏山に行こうと思い立ったのも、そういう理由だった。
キウイフルーツの木のある場所までやってきて、死んだドンと会話するように、その場に座り込んだ。日当たりは良好だが、周辺は草木が生い茂り、自分の姿をすっぽり隠せた。
ここに秘密基地を作ろうと子供じみた考えに至ったのも、やはり知能も精神年齢も遅れているからかもしれない。
学校に行っていないから、時間はいくらでもあった。祐介はすぐに行動を起こした。

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