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『帰り花の夜に』~義母の静謐なる背徳
第3章 義息~超えてはいけない境界線(2)
「ところで、ママ、パパとはいつからセックスするの? 姫初めってやつ」
「あんたたちが帰ってからね。だから明日」
「本当にママたちって仲いいわね。それが夫婦円満のコツってやつ……よね」
「そうね。パパが求めてくるからね。拒否する理由もないでしょ。そうだ、パパ、最近、玩具が大好きなのよ。ネットで買うのは嫌だし、自分で買いに行くのも嫌だからって、知り合いの人に頼んで買ってきてもらってるの」
「ちゃんと勃たなくなってきてるから? もう年も年だし」
「ううん、中で柔らかくなることはないんだけどね。あなたも年齢を重ねたら分かるわよ。性癖ってね……変わるの。尖ってくるというか、普通の交わりでは物足りなくなるのよ」
「どういうこと?」
「前なんか、小さなバイブがあるでしょ。あれを入れたまま、夜中、コンビニに行かされたの。パパは車の中からリモコンでスイッチを入れるのよ。それで、私の反応を見て楽しむの。面白いでしょ。ウケた?」
「もう、パパったら……バカみたい」
「もう、上がるわ。逆上せそう。まあちゃん、ゆっくりしてて」
笑い声が浴室に響く中、ガラッと引き扉の開く音がした。
……パパ? 樹? 誰かが入ってきた。どうしたのだろう。
……なぜ、そのとき私は、入ってきたのがパパか樹だとばかり思い込んだのか。
私は浴室の扉を開け、全裸のまま洗面台の鏡の前へ向かう。視界の端に人影があるのは分かった。けれどかなりの近眼なので、近づくまで、それが亮介くんだとは分からなかった。
あっ、と思ったときには、もう遅かった。
「えっ、お義母さん?」
亮介君の声が聞こえ、同時に彼の顔がぼんやりと輪郭を帯びる。
「えっ、亮介くん……キャぁ~、待って」
私は思わず胸を隠して浴室へ駆け戻った。葉月が驚いた顔で私を見つめる。
「ママ、どうしたの? 大声出して」
「パパか樹かと思ったら、亮介くんだったの……もう、私ったら何をしているの……裸、見られちゃった」
葉月が裸のまま飛び出し、外で何か彼に言っている声が聞こえてきた。後で聞くと、彼は歯磨きをしていて、風呂から上がってきたのが葉月だと思っていたら、私が全裸で傍に立っていたので驚いた、とのことだった。
「あんたたちが帰ってからね。だから明日」
「本当にママたちって仲いいわね。それが夫婦円満のコツってやつ……よね」
「そうね。パパが求めてくるからね。拒否する理由もないでしょ。そうだ、パパ、最近、玩具が大好きなのよ。ネットで買うのは嫌だし、自分で買いに行くのも嫌だからって、知り合いの人に頼んで買ってきてもらってるの」
「ちゃんと勃たなくなってきてるから? もう年も年だし」
「ううん、中で柔らかくなることはないんだけどね。あなたも年齢を重ねたら分かるわよ。性癖ってね……変わるの。尖ってくるというか、普通の交わりでは物足りなくなるのよ」
「どういうこと?」
「前なんか、小さなバイブがあるでしょ。あれを入れたまま、夜中、コンビニに行かされたの。パパは車の中からリモコンでスイッチを入れるのよ。それで、私の反応を見て楽しむの。面白いでしょ。ウケた?」
「もう、パパったら……バカみたい」
「もう、上がるわ。逆上せそう。まあちゃん、ゆっくりしてて」
笑い声が浴室に響く中、ガラッと引き扉の開く音がした。
……パパ? 樹? 誰かが入ってきた。どうしたのだろう。
……なぜ、そのとき私は、入ってきたのがパパか樹だとばかり思い込んだのか。
私は浴室の扉を開け、全裸のまま洗面台の鏡の前へ向かう。視界の端に人影があるのは分かった。けれどかなりの近眼なので、近づくまで、それが亮介くんだとは分からなかった。
あっ、と思ったときには、もう遅かった。
「えっ、お義母さん?」
亮介君の声が聞こえ、同時に彼の顔がぼんやりと輪郭を帯びる。
「えっ、亮介くん……キャぁ~、待って」
私は思わず胸を隠して浴室へ駆け戻った。葉月が驚いた顔で私を見つめる。
「ママ、どうしたの? 大声出して」
「パパか樹かと思ったら、亮介くんだったの……もう、私ったら何をしているの……裸、見られちゃった」
葉月が裸のまま飛び出し、外で何か彼に言っている声が聞こえてきた。後で聞くと、彼は歯磨きをしていて、風呂から上がってきたのが葉月だと思っていたら、私が全裸で傍に立っていたので驚いた、とのことだった。

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