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『帰り花の夜に』~義母の静謐なる背徳
第3章 義息~超えてはいけない境界線(2)
先に湯船に沈んでいると、長女が浴室に入ってくる。Dカップを超える胸は綺麗なお椀型で、桜色の乳輪の中に同色の乳首が、小さく上を向いている。白磁器のような肌に、肉付きのいい尻と太腿。太腿には張りがあり、私のように染みや弛んだ部分はどこにもない。見ていて、若いということが、素直に羨ましかった。

葉月は風呂椅子に座り、ボディーソープで身体を洗い始める。

「葉月、さっきの話、亮介くんに言ったの?」

「言ったわよ。そう……って言って、何だか恥ずかしそうだったわよ」

「葉月たちはセックスって週に何回なの?」

「最近は多くて週四ぐらい。レスってないからいいんだけど、亮介ってママの家だと、なぜか無性に私の体が欲しくなるみたいよ」

「そんなこと言ってたの?」

「人の家だと、なんだか興奮するんだって」

「そうなんだ。男の気持ちって、分かっているようで、分からないものね」

葉月は立ち上がり、泡にまみれた体にシャワーを浴びせる。

「ねえ、葉月。セックスはいいのよ。新婚なんだから、それが普通だもの。今日も我慢しなくていいわ。亮介くんにも伝えておいて」

「でも、あの声の音量をもうちょっと落として……でしょ」

ううん、そうね、と言いかけると、
「分かりました~。シーツを必死で噛みしめながら、声が一切漏れないようにするわ」

「もう……嫌みな子ね。そこまでしなくてもいいわよ……まあ、任せるわ。そうそう、妊娠はまだなの? この前の電話だと、まだって言ってたけど」

「避妊はしてないんだけど、まだみたい。生理はバラバラだけど、来るときは来るし。ママが、子供が欲しいなら若い時がいいって教えてくれたし、私も亮介も子供好きだから、早くって思ってるんだけどね。まあ、そのうち出来るよ」

「出来なくて気になったら、産婦人科で調べてもらうのよ。不妊ということもあるからね」

「は~い。分かりました」

「葉月。あとね、VIOはしないの?」

「ママみたいに?……あそこの毛って、一回すると、もう生えてこないのね。ママのってずっと逆三角形のままだし。ねえ、したほうがいい?」

「ママは勧めるわ。葉月ってどちらかというと濃いめでしょ……周りまで生えているから、いくらきちんと洗っていても、蒸れて匂いが立つわよ。エチケットでもあるし、彼のためにもいいと思う。お金なら出してあげるからね」



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