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妻であること、女であること(仮
第6章 一人の時間で思い出すこと
『それだけじゃ、まだ浮気が決定したわけじゃないですよ。
考えすぎないでくださいね』
『うん、ありがと。
やっぱり私、女の人が誰なのか知りたくなっちゃった』
そりゃ、そーだよな。
『とにかく誰か知りたいですよね』
『今晩、聞いてみようかな』
えっ?
勇気がないと言っていた陶子さんの言葉に、
俺は驚いて声を出しそうになったと同時に、俺の記憶が蘇った。
妻の浮気を疑い始めた頃の記憶だ。
あの時、とにかく浮気相手のことが気になって仕方なかったんだよな。
『気の済むようにしたらいいと思います。
でも陶子さん、大丈夫ですか?
旦那さんに聞けますか?』
しばらく返信がない。
不安なんだろうな…すごく聞きたくても、
いざ聞くとなるとどう話せばいいのか悩むはずだ。
『相談したい』
だよな。
でも、ごめん、陶子さんが大変な時に俺、相談という言葉でさえ喜んでる。
『もちろんいいですよ。
とりあえず昼休みに電話します』
『待ってる』
待ってる…。
そんなメールでキュンとしてる俺は、どうかしてると思う。
でも、勝手に心が反応してしまうんだ。
正直、浮気確定で、陶子さんが離婚して、
俺と付き合ってくれたらいいのにとか思ってるわけで…
『12時過ぎたら電話します。
仕事戻ります』
『うん』
うん…って…
可愛すぎて死にそうだ。
それからすぐにデスクに戻ったが、
俺は全く仕事が手に付かず、時計ばかりを気にしていた。
考えすぎないでくださいね』
『うん、ありがと。
やっぱり私、女の人が誰なのか知りたくなっちゃった』
そりゃ、そーだよな。
『とにかく誰か知りたいですよね』
『今晩、聞いてみようかな』
えっ?
勇気がないと言っていた陶子さんの言葉に、
俺は驚いて声を出しそうになったと同時に、俺の記憶が蘇った。
妻の浮気を疑い始めた頃の記憶だ。
あの時、とにかく浮気相手のことが気になって仕方なかったんだよな。
『気の済むようにしたらいいと思います。
でも陶子さん、大丈夫ですか?
旦那さんに聞けますか?』
しばらく返信がない。
不安なんだろうな…すごく聞きたくても、
いざ聞くとなるとどう話せばいいのか悩むはずだ。
『相談したい』
だよな。
でも、ごめん、陶子さんが大変な時に俺、相談という言葉でさえ喜んでる。
『もちろんいいですよ。
とりあえず昼休みに電話します』
『待ってる』
待ってる…。
そんなメールでキュンとしてる俺は、どうかしてると思う。
でも、勝手に心が反応してしまうんだ。
正直、浮気確定で、陶子さんが離婚して、
俺と付き合ってくれたらいいのにとか思ってるわけで…
『12時過ぎたら電話します。
仕事戻ります』
『うん』
うん…って…
可愛すぎて死にそうだ。
それからすぐにデスクに戻ったが、
俺は全く仕事が手に付かず、時計ばかりを気にしていた。

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