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妻であること、女であること(仮
第3章 疼きを思い出す身体
『夜でもいいですか?
それとも、休日の昼間?』
『うーん…、休日の昼間がいいかな』
どうせ夫は野球で出かけてるから。
『わかりました!
じゃあ店探しときます。
ランチでもしましょう!』
『うん、ありがとね。よろしく。
あ、そうだ。
月曜日に、私に何か小声で話してたの聞き取れなかったの。
何て言ったの?』
そうメッセージを送ると
西谷君はちょっと考え込む仕草を見せた。
「忘れちゃった?」
そう小声で話しかけると、西谷君は
「覚えてるけど内緒にします」
と言いながら私の目を見た。
「じゃあ、言わなきゃいいのに。
気になるじゃん」
「すみません」
西谷君の言った「すみません」は、
謝っている感じではなく、イタズラっぽい顔。
わざと私を困らせてるように思えた。
そう思っても、相変わらず憎めない西谷君は
今日も
ちょっと
素敵だった。

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