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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第12章 躾けられ
「わかればいいんだ。わかれば」
翔太くんがそう言うと、
「奥さん、もう、ブランコはいい。降りるんだ」
と、壮太くんが言った。
「旦那や娘が起きるまでには、帰らせてやるから、素直に言うことを聞くんだ」
翔太くんが宥めるような言い方をした。
私が頷くと、
「声に出して言えよ。『素直に言うことを聞きます』って」
と、横で聞いていた俊也くんが言った。
やはり、俊也くんは、二人と同類。
「そうだな。声に出して、誓約するんだ」
翔太くんも、頷きながら、私に言った。
「今日みたいに、行けないとか言い出さないように」
ブランコから降りた
私の腕を掴んだ壮太くんが、
私の顔を横から見ながら言った。
「わかったわ。素直に言うことを聞きます」
私が言うと、頷く男性たち。
そして、笑う葵ちゃん。
「じゃあ、それに乗ってみろよ」
翔太くんが指差したのは、
幼児向けのゾウの形をした乗り物。
ゾウの頭の上にハンドルがついていて、
お腹の横に足を置くスペースが設けられている。
言われるままに
足を置くスペースに足を乗せて、跨った。
そして、手で、ゾウの頭の上にあるハンドルを
握って落ちないように、身体を支えた。
幼児向けの遊具。
足を乗せてハンドルを持つと、
幼児のように、座るわけにはいかず、
まるで、競馬の騎手のように、
前傾姿勢になるしかなかった。
「いいねぇ。バストとヒップが強調されて卑猥さ抜群だよ」
俊也くんがそう言いながら、
スマートフォンのカメラで撮影。
シャッター音が公園に響いた。
動画撮影している葵ちゃんもクスクス笑いながら、
私の周りを歩きながら撮影していた。

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