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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第11章 一枚上手
「言われた通りに、水着、着てきた?」
翔太くんが訊く。私が頷くと、
「そうか。だったら、そこのベンチで、脱いで、水着になれよ」
壮太くんが言った。
そこへ、車を駐車しに行っていた
俊也くんが追いかけてきた。
私が持ってきた鞄をベンチに置くと、
「約束を守って水着で来たらしいぜ」
翔太くんが俊也くんに話した。
俊也くんの顔が綻んだ。
「楽しみにしていたんだ」
そう言うと俊也くんが微笑んだ。
着てきたスキニーパンツを脱いで、
ポロシャツも脱いだ…。
「おう!競泳水着かよ」
と、喜ぶ俊也くん…。
「っていうか、エッロ!」
翔太くんがニヤッと笑った。
「だよな。ナニコレエロ百景に登録だぜ」
壮太くんもニヤッと笑った。
「仕方がないでしょ。学生時代の水着しかなかったのだから」
私が言うと、
「別に、いいぜ!エロくて困ることないからな」
翔太くんが言いながら、
シゲシゲと眺めていた。
視線が恥ずかしいということもあったけど、
誰もいない夜中とはいえ、
公園…。
水着でいること自体が不自然な場所。
しかも、競泳水着…。
プールサイドなら、絵になるけど…。
「折角だから、葵ちゃん。スマホで撮影してよ」
翔太くんが葵ちゃんに伝えた。
「そうね。記念だものね」
そう言うと、
スマートフォンのカメラを
起動させ動画撮影をする葵ちゃん。
「俺も、撮るよ」
俊也がスマートフォンのカメラを起動させた。
「恥ずかしいから止めて…」
私が言っても、
「いいじゃん。記念だよ。記念」
と、翔太くんは取り合ってくれなかった。
俊也くんも、
「そう。記念だよ」
と、笑いながら、
スマートフォンのカメラのレンズを向けて、
カッシャと音を立てて、写真を撮り始めた。
「こうやって見ると、オッパイのデカさがよくわかるよな」
壮太くんが話すと、
「だよな。ヤバいほど目立つよ」
と、翔太くんが笑いながら、
私の手を引っ張って、
公園の中の道を歩かせた。
公園の遊戯具。
子供向けのアスレチック遊具。
「そこ、登ってみてよ」
翔太くんが私に言った。

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