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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第11章 一枚上手

「巨乳の高校生の娘がいるのはわかってんだよ。一緒に、面倒見てやるよ」


翔太くんのメッセージが来た…。高校生?


「娘は中学生よ」


それだけを返信した。

確かに、中高一貫校で制服は同じだけど。

それを翔太くんは見たということ…。

やはり、ここに来たことがある…。

私は慌てて、家を出た。

家に侵入されるわけにはいかないから。

暗証番号式のオートロック。

番号がわからなければ、

入ることはできない。


「中学生か、将来、有望だな。だが、中学生なら経験もないんだろうし、バージンとか邪魔くさいから、今回はパスだ」


翔太くんからメッセージ。


「だよな。今、俊也の車で近く川沿いの〇〇公園にいるから、走って来い」


翔太くんから

続けさまにメッセージが来た。

娘が今回はパスとされたことに

私は安堵した。

存在が知られてしまっているとは

思いもしなかった…。

でも、車のナンバーも

知っているということは、

海水浴場で車を止めたところから

見られていたのかもしれない…。

迂闊だった…。

そこまで頭が回っていなかった。

ということは、海水浴場で

私と娘が泳いでいるのを

堤防の上から見ていたのかもしれない…。

私は走りながら考えた。


『早く合流しないといけない』

彼らが余計なことを考えるより前に、

合流して…


その思いで、必死に走った。

熱帯夜の夜。

気温は30℃を下回っていなかった。

川沿いの道。

風は吹いていた…。


公園の入口に、人影…。


「遅いぜ!さっさと走れ!」


怒鳴る声が聞こえた。

翔太くんの声。

彼らの輪に飛び込むと、


「遅かったな」


壮太くんが言った。

公園の横の川沿いの道に、

白色のアクアが止まっていた。

その車内に俊也くん。


「コインパーキングに車を置いてくる」


開いた窓から、そう言うと、車を走らせた。

公園があることは知っていたけど…。

娘が小さい頃は、こことは違う

もっと大きな公園で遊ばせていたから、

この公園の中に入るのは初めてだった。


私の手を翔太くんが握り、

壮太くんが腰に手を回して、

まるで連行されるように

公園の中に…。

葵ちゃんは、微かに笑っていた。
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