この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたの一番になりたいのに
第1章 【こんなにも好きなのに】
「10分……10分経ったらサツキさんに連絡入れます」
「えぇ……15分にして」
「わ、わかりました…」
あざとく手を握ってくる
さっきとは180度違う態度
「サツキさん、探してるんじゃ?」
「大丈夫、少しだけ一人にしてって話してるから」
「そうですか、あ…体温計」
手を離したら「ダメ」と怒られる
体温、計れない
「ギュッてして、寒い」って言うから抱き締める
身体を擦りながら額にキスをした
こんな時に不謹慎だってわかってる
でも我慢出来なかったの、10日ぶりだもん
熱帯びた瞳を向けられ少しだけ起き上がる
どうしよう……目、逸らせない
弱ってるカンナさんが凄く色っぽくて
ダメだとわかりながら顔が近付いていく
「ミオ……今だけ許して」
そう言って唇は重なった
やっと……やっとだ
涙が零れ落ちる
指で拭われて何故泣いているのかと聞かれた
「だって……やっと名前呼んでくれたから」
「寂しかった?」
「…はい」
「可愛い、私も寂しかった、やっぱりミオが良い、触れちゃダメなの辛い」
「…グスン、仕事以外でも連絡くれなかったじゃないですか」
「うん、超絶拗ねてた、ミオは私と噂になるのが嫌なんだって思って」
「嫌じゃないです、まだ、自信がないだけです、カンナさんの隣で堂々と居れる自信……」
「そんなの後からついてくるよ、大事なのは私が誰を選んだかって事じゃん……もう自覚しなよ、愛されてんでしょ?この私に」
あぁ…やっぱりズルい
何も言えなくなる
そうよ、ずぶずぶに愛されてる
その言葉が欲しかった
「ダメです、熱あるでしょ」
さっきは普通にしちゃったけど、キスはもう……
「嫌だ」と止めた手を下げられて再び唇が重なる
弱ってるくせに……なんて熱いキス
「ミオ」と呼ぶ声に子宮が疼く
欲しい……カンナさんが欲しい……

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


