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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第64章 人妻の艶肉に狂う いがみ合う若い性獣
「おい、織部! いい加減にしやがれ……っ!」
若さと体格に勝る真壁が、馬乗りになろうとした織部の顔面を容赦なく突き放した。織部は鼻血を滲ませながらベッドの上に仰向けに倒れ込む。しかし、嫉妬という猛毒を脳髄まで注ぎ込まれた男は、痛みに怯むどころか、さらに狂気を帯びた目で真壁を睨みつけた。
「黙れ……! お前さえ、お前さえ余計な真似をしなければ、今頃澪さんは俺の腕の中にいたんだ……っ!」
ドス黒い執念で立ち上がろうとする織部。その姿を見計らい、澪はわざとらしく自分の身体を小さく丸め、真壁に向かって悲痛な声を張り上げた。
「真壁さん……! もうやめて、私、怖くて見ていられない……っ! 織部さんが、織部さんが私をどんな目で見てるか……っ。お願い、私をあの人から守って……!」
その言葉は、真壁の歪んだ英雄願望をこれ以上ないほどに刺激した。極上の美女から「守って」と懇願され、目の前の年上の男を「排除すべき敵」だと完全に認識した真壁は、傲慢な笑みを浮かべると、織部の剥き出しの肩を強引に引っ掴み、ベッドから床へと手荒く引きずり落とした。
「床に這いつくばってろ、織部さん! あんたは最初から澪さんに嫌われてるんだよ! 往生際が悪いんだよ、おっさん!」
「がはっ……っ! ま、真壁……お前……っ!」
腰に巻いたバスタオルがはだけそうになりながら、床に激しく叩きつけられた織部は、屈辱と怒りで全身を小刻みに震わせた。自分より年下の、仕事上の繋がりでしかなかった男から「おっさん」と見下され、何より、憧れの澪から完全に「化け物」を見るような目で拒絶されている。織部のプライドは完全に消し炭と化していた。
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