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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第127章 詭弁の毒に溶かされる拒絶
静まり返った部屋で、真壁は次の男を向かわせる前に15分ほどの休憩を挟むことにした。廊下では「休憩かよ!」「次のダイキまでお預けだな」と男たちの不満混じりの声が響いていたが、4人もの男たちの相手をさせられ、荒い息を吐きながら床に跪く澪の元へ、真壁が静かに足を踏み入れる。
床に力なく膝をついたままの澪は、入ってきた真壁を強く射抜くような、深い憎悪と恨みのこもった目つきで見上げた。
「真壁さん……っ! こんな……こんな理不尽なこと、あんまりよ……っ! 私は……あなたひとりの要求を飲んだはずなのに……っ! どうしてこんな酷いこと……っ!」
29歳の人妻としての誇りを振り絞り、震える声で精一杯の非難をぶつける澪に対し、真壁は顔色一つ変えず、冷淡で落ち着き払った声調のまま見下ろすだけだった。
「何を今更言っているんだ、澪? おまえに逃げ場なんてないんだよ。どうせここから抜け出せないのなら、いちいち抵抗して心身をすり減らすより、いっそこの状況を楽しんでしまったほうがずっと楽だと思わないか?」
「な……ッ!? 楽しむ……って……!? そんな恐ろしいこと、できるわけないでしょう……っ! ふざけないで……っ!」
「ふざけてなんかないぜ。無駄な抵抗を続けるほうが、おまえにとって苦しいだけだぜ」
真壁のあまりにも身勝手で残酷な言い放ちに、澪は激しい怒りを覚えると同時に、絶望的な拒絶感を抱いた。しかし、真壁の言葉が頭の奥底に恐ろしい毒のように残る。
(週末が終わったら、無事に雄一さんや紬のもとへ帰るのよ……。そのためには、この人たちを満足させて……私の心も体も壊れないように守り切らないと……)
無事に家族の元へ帰るという強い思いと、真壁の「抵抗せずに受け入れたほうが楽」という言葉が、澪の中で最悪の形で結びついていく。絶望的な極限状態で身を守るため、澪の心は『いっそ受け入れるのも手なのかもしれない』という狂った思考へと、少しずつ傾斜していってしまった。そんな自分自身の変化に、澪は激しい戸惑いと恐怖を覚え、身を震わせる。
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