この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蝶恋乱舞~禁断の策略愛に溺れて
第3章 蜜に似た毒
「ご無礼つかまつる」
障子の向こうから響いた柔らかく響く声に、帰蝶は咄嗟に振り返った。
「光秀?何をしに来られた」
「姫。怖い顔をなさるな。叔母上に薬をお持ちしただけだ」
母の世話をしている侍女が、慣れた手つきで光秀から薬包を受け取ると、湯の用意を始めた。
「その薬、飲ませないで」
帰蝶は剣のある声で侍女を止め、光秀を睨んだ。
「この薬は利尿を助けるための、伯母上に必要な薬です。なのに、どうして?」
見つめ返してくる光秀の美しい顔が憎々しかった。
「光秀、話が」
そう言って帰蝶は、光秀を母の部屋から退出させた。
寝所を出て廊下を進むと、庭に出た。
松の木の陰に隠れて懐刀を出すなり、光秀にとびかかる。
「夫の仇」
振り上げられた手からのぞく刃が、男の胸元めがけて煌めいた。
障子の向こうから響いた柔らかく響く声に、帰蝶は咄嗟に振り返った。
「光秀?何をしに来られた」
「姫。怖い顔をなさるな。叔母上に薬をお持ちしただけだ」
母の世話をしている侍女が、慣れた手つきで光秀から薬包を受け取ると、湯の用意を始めた。
「その薬、飲ませないで」
帰蝶は剣のある声で侍女を止め、光秀を睨んだ。
「この薬は利尿を助けるための、伯母上に必要な薬です。なのに、どうして?」
見つめ返してくる光秀の美しい顔が憎々しかった。
「光秀、話が」
そう言って帰蝶は、光秀を母の部屋から退出させた。
寝所を出て廊下を進むと、庭に出た。
松の木の陰に隠れて懐刀を出すなり、光秀にとびかかる。
「夫の仇」
振り上げられた手からのぞく刃が、男の胸元めがけて煌めいた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


