この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶恋乱舞~禁断の策略愛に溺れて
第3章 蜜に似た毒
帰蝶は稲葉山城の一室で、ほとんどの時を眠って過ごすようになった母の、静かな寝顔を見つめていた。

病を発して、はや四年。いまは日中も床に就き、会話もままならない。

夫が死んで、郷であるこの金華山に戻った帰蝶は、自らに起こった出来事を母に話す代わりに、眠る痩せこけた青白い横顔を見つめながら思い返していた。



夫を失って土岐家から出戻ったその日のことだ。
疲弊した顔の娘に、父である道山が放った言葉は、信じがたいものだった。

「・・・このたびはお手柄だったな。頼充をなきものとした手際の良さ、見事であったぞ」

父の言葉に、帰蝶は全てを悟った。薬包の残像が、帰蝶の脳裏をよぎったのだ。

「父上、まさかあの薬包は」

「さよう。───血の流れが速くなり、血気盛んな様子となり、間もなく心の臓が破られる───。秘境の地のわずかな者だけが調合を知る妙薬と、光秀から聞いている」

その言葉を聞くなり、帰蝶は廊下に走り出て激しく嘔吐した。


夫を殺したのは、自分だったのだ。
/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ