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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第21章 国生みの島と出会いの縁(中編)
八幡神社の主祭神として祀られている誉田別尊(ほんだわけのみこと)・・・すなわち応神天皇の親神様であるところの『神功皇后(じんぐうこうごう)様』のことだったのだ。
さすが八幡さま・・・武神なだけあって、拝殿には勇猛な武士の姿を描いた極彩色の絵が何枚も飾られていた。
二人並んで拝殿に向かってぺこり、ぺこり。
柏手を二回打ち、さらにぺこり。
さて、何をお祈りしよう。
先程も言ったように、八幡さまは基本的には『戦神』である。そして、四女神の一柱であるところの神功皇后様は武勲豊かな神様として知られている。言ってみれば勝負事に強い神様、というわけだ。
でもなあ・・・特に今、勝負したいことないしな。
あとは厄難除けだ。なので、そちらをお祈りすることにした。
『誉田別尊様、神功皇后様・・・どうか、この人をお守りくださいませ・・・』
この人とは当然、私の横で一緒にお祈りしている素直さんである。
『あと、ついででいいので、私にもちょっとだけご加護を・・・』
と付け加えるのも忘れない。
これで、いいかな?
お参りが終わったら、拝殿の近くにある摂社末社を一通り巡り、最後に神社の階段下にある、社務所を兼ねているらしい神職さんのお家を訪ねる。
お守りや御朱印はこちらでいただけるようだった。
先程行った無人の『沼島弁財天(社名は厳島神社)』と『おのころ神社』、その他、神明社の御朱印がいただけるようだった。
「四女神様の御朱印は頂戴するとして・・・せっかくだからおのころ神社の御朱印もいただこうかな・・・」
そういうわけで、みずら髪を結い、弓を持って立つ『気長足媛命』が描かれた書き置きの四女神の御朱印と、『はじまりの島 自凝神社』と墨字で書かれた御朱印をいただくことができた。
「おっと、そろそろ行かねーと、船が出ちまう」
時計を見た素直さんが言った。船は一日に10便だそうで、逃すと結構待たされることになる。この後、もう一社行かなければならないので、ここで変にタイムロスするわけにはいかない。
ちょっと急ぎ目に歩き、最初にこの島に降り立った連絡船の船着き場に到着した。
「間に合った・・・?」
「ああ、大丈夫だ」
そんな会話をしていると、『あ!ゆらさーん』と後ろから聞き馴染んだ声がした。
さすが八幡さま・・・武神なだけあって、拝殿には勇猛な武士の姿を描いた極彩色の絵が何枚も飾られていた。
二人並んで拝殿に向かってぺこり、ぺこり。
柏手を二回打ち、さらにぺこり。
さて、何をお祈りしよう。
先程も言ったように、八幡さまは基本的には『戦神』である。そして、四女神の一柱であるところの神功皇后様は武勲豊かな神様として知られている。言ってみれば勝負事に強い神様、というわけだ。
でもなあ・・・特に今、勝負したいことないしな。
あとは厄難除けだ。なので、そちらをお祈りすることにした。
『誉田別尊様、神功皇后様・・・どうか、この人をお守りくださいませ・・・』
この人とは当然、私の横で一緒にお祈りしている素直さんである。
『あと、ついででいいので、私にもちょっとだけご加護を・・・』
と付け加えるのも忘れない。
これで、いいかな?
お参りが終わったら、拝殿の近くにある摂社末社を一通り巡り、最後に神社の階段下にある、社務所を兼ねているらしい神職さんのお家を訪ねる。
お守りや御朱印はこちらでいただけるようだった。
先程行った無人の『沼島弁財天(社名は厳島神社)』と『おのころ神社』、その他、神明社の御朱印がいただけるようだった。
「四女神様の御朱印は頂戴するとして・・・せっかくだからおのころ神社の御朱印もいただこうかな・・・」
そういうわけで、みずら髪を結い、弓を持って立つ『気長足媛命』が描かれた書き置きの四女神の御朱印と、『はじまりの島 自凝神社』と墨字で書かれた御朱印をいただくことができた。
「おっと、そろそろ行かねーと、船が出ちまう」
時計を見た素直さんが言った。船は一日に10便だそうで、逃すと結構待たされることになる。この後、もう一社行かなければならないので、ここで変にタイムロスするわけにはいかない。
ちょっと急ぎ目に歩き、最初にこの島に降り立った連絡船の船着き場に到着した。
「間に合った・・・?」
「ああ、大丈夫だ」
そんな会話をしていると、『あ!ゆらさーん』と後ろから聞き馴染んだ声がした。

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