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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第21章 国生みの島と出会いの縁(中編)
☆☆☆
ところで、前に説明したようにオノコロ島には、2つの重要スポットがある。
そのひとつがイザナミとイザナギが住んでいたとされる八尋殿(やひろどの)、そして、もうひとつが婚姻の儀式を行ったとされる『天の御柱(あまのみはしら)』である。
「あ、それなら、島の反対側から見られるそうですよ。」
そろそろ山を降りましょうかという時に、港斗さんがそんなことを言う。
え?あるの?マジで?
「はい、ちょうどあっち側ですかね、方角的には。海に突き出ている大岩があるんです。地元の人はそれを天の御柱だって言ってるそうです。別名は上立神岩(かみたてがみいわ)っていうんですけど。こっからだと歩いて・・・そうですね、2〜30分というところでしょうか?」
そんなことを聞いたら行かないわけにはいかない。なので、このまま直接沼島八幡神社に行くという巴さんたち夫妻とは一旦お別れすることになる。
「また会えたらいいですね」
「そうですね!」
ゆっくりゆっくりと階段を降りていく巴さん達夫婦にバイバイと手を振り、私たちは参道を下っていった。
来た道を戻るような形で、港に出ていく。そして、これもまた古ぼけた標識で『上立神岩』とある道を進んでいく。
「二度も会うなんてなあ」
「うん、そうだね。なんか、いい人たちだったね・・・でも港斗さん、随分と神社とかに詳しかったね。奥さんに御朱印帳プレゼントしちゃうとかって、もしかして神社の人だったりして?」
「あ、いや、違うらしいよ。医療事務の仕事って言ってた」
いつの間にそこまで港斗さんとおしゃべりしたの?と聞いたら、私と巴さんがおのころ神社にあるイザナミ、イザナギ二柱の像を眺めているときにちょっと話をしたそうだ。
「また会えるかな?」
「次の神社でまた会ったりしてな」
「その前に船でまた会うかも」
その可能性は十分あるよなと思う。多分、巴さんはゆっくりペースで歩くだろうし、こっちが上立神岩に寄ってから八幡神社に行っても追いつけるだろう。
「お、見えてきたぞ、あれが展望台じゃねえか?」
山道を抜けると視界がバンとひらけて、簡素な四阿(あずまや)とベンチがある展望スペースにたどり着いた。
「すごい気持ちいいね、ここ」
ところで、前に説明したようにオノコロ島には、2つの重要スポットがある。
そのひとつがイザナミとイザナギが住んでいたとされる八尋殿(やひろどの)、そして、もうひとつが婚姻の儀式を行ったとされる『天の御柱(あまのみはしら)』である。
「あ、それなら、島の反対側から見られるそうですよ。」
そろそろ山を降りましょうかという時に、港斗さんがそんなことを言う。
え?あるの?マジで?
「はい、ちょうどあっち側ですかね、方角的には。海に突き出ている大岩があるんです。地元の人はそれを天の御柱だって言ってるそうです。別名は上立神岩(かみたてがみいわ)っていうんですけど。こっからだと歩いて・・・そうですね、2〜30分というところでしょうか?」
そんなことを聞いたら行かないわけにはいかない。なので、このまま直接沼島八幡神社に行くという巴さんたち夫妻とは一旦お別れすることになる。
「また会えたらいいですね」
「そうですね!」
ゆっくりゆっくりと階段を降りていく巴さん達夫婦にバイバイと手を振り、私たちは参道を下っていった。
来た道を戻るような形で、港に出ていく。そして、これもまた古ぼけた標識で『上立神岩』とある道を進んでいく。
「二度も会うなんてなあ」
「うん、そうだね。なんか、いい人たちだったね・・・でも港斗さん、随分と神社とかに詳しかったね。奥さんに御朱印帳プレゼントしちゃうとかって、もしかして神社の人だったりして?」
「あ、いや、違うらしいよ。医療事務の仕事って言ってた」
いつの間にそこまで港斗さんとおしゃべりしたの?と聞いたら、私と巴さんがおのころ神社にあるイザナミ、イザナギ二柱の像を眺めているときにちょっと話をしたそうだ。
「また会えるかな?」
「次の神社でまた会ったりしてな」
「その前に船でまた会うかも」
その可能性は十分あるよなと思う。多分、巴さんはゆっくりペースで歩くだろうし、こっちが上立神岩に寄ってから八幡神社に行っても追いつけるだろう。
「お、見えてきたぞ、あれが展望台じゃねえか?」
山道を抜けると視界がバンとひらけて、簡素な四阿(あずまや)とベンチがある展望スペースにたどり着いた。
「すごい気持ちいいね、ここ」

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